10日の日経平均株価は、円高が影響して売り買いが交錯したが、先物に売りが出たのが止めとなって、前日比129円20銭安の1万4994円80銭と反落。終値での1万5000円台割れは2日(1万4935円92銭)以来、6営業日ぶり。東証1部の出来高は19億8003万株、売買代金は1兆7289億円。騰落銘柄数は値上がり599銘柄、値下がり1062銘柄、変わらず151銘柄。市場からは、指数が重く、短期的な過熱感から、当然の一服。直近の『マド埋めに動いたが、最小限の調整とみられる。ただ、週末には日銀金融政策決定会合(12-13日開催)とSQ(特別清算指数)算出日が重なり、週末に向けて先物売買によって振れが生じる可能性もあると言う。
10日の東京外国為替市場のドル円相場は株安などが重しとなり、終盤も弱含んで推移している。午後5時現在、1ドル=102円24~24銭と前日(午後5時、102円43~47銭)比19銭のドル安・円高だった。始まりは、102円50銭前後で推移。小高く始まった日経平均株価が下落に転じると102円30銭前後まで軟化した。後半も、じり安となった株価を眺め売られがちとなった。米長期金利が時間外でやや低下したことも、ドル円にはマイナス材料となったようだ。ただ、日経平均が心理的な節目である1万5000円を割り込んだのに対し、ドル円の下げは小さかった。米経済はおおむね順調とあって、世界的にリスク回避の動きが後退する中、ドル高・円安基調が続くようで、過熱感から下げた株価に追随する形にはなりにくかったようだ。終盤に押された場面でも102円20銭台で踏みとどまっており、最近の狭いレンジ内で収益を上げるため、102円台前半で買って、同後半で売るという投資行動が出ているのかもしれないとも言う。
今日はトヨタ、三菱重工、コマツともに結構下げているが、三菱重工が一番踏み止まったようだ。
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