5日の日経平均株価は、現地5日のECB(欧州中央銀行)理事会や6日の米5月雇用統計などの重要イベントを前に、全般的に様子見ムードが強く、前日比11円41銭高の1万5079円37銭と4日続伸だった。TOPIX(東証株価指数)は同1.20ポイント安の1232.75ポイントと11営業日ぶりに反落した。後場は同22円21銭高の1万5090円17銭と小幅高で始まった。しかし、短期的な過熱感から、利益確定売りが優勢となり、再びマイナスに転換、その後、押し目買いに下げ渋り、安値圏で推移したが、大引けにかけて再びプラス圏に浮上した。東証1部の出来高は20億2331万株。売買代金は1兆8664億円。騰落銘柄数は値上がり834銘柄、値下がり799銘柄、変わらず178銘柄。市場からは、前日の米国市場がそれ程大きな値動きでなかったことに加え、為替相場でも大きな動きは見られず、動きづらかった。加えて、ECB理事会などを控え様子見ムードも強かった。1万5000円から上を買い上がる材料がない一方で、1万5000円が近づくと押し目買いが入った。ECBでは利下げなどの追加緩和措置が決定される見込みだが、大きなサプライズはなくあすの日本株への影響は限定的とみられると言う。
 
5日の東京外国為替市場のドル円相場は、終盤も欧州中央銀行(ECB)理事会を前に様子見ムードが続き、こう着感の強い展開となっている。午後5時現在、102円53~54銭と前日比10銭のドル安・円高だった。始まりは、102円70銭近辺で推移、前半は日経平均株価が伸び悩むのを眺めながら、ドル円は弱含みの展開となった。後半は、102円40銭台まで下げたが、日経平均に底堅さが見られる中で、下値をたたくような展開にはならなかった。東京株式市場の引け後も、ごく狭い値幅での動きが続いた。ECB理事会については、為替相場は緩和をかなり織り込んでおり、マイナス金利の導入など想定通りの決定なら反応は限られるのではないかと言うが、仮に予想の範囲にとどまる決定なら、材料出尽くし感が広がるかもしれないとも言われる。ECB理事会はドル円の直接的な材料ではないものの、理事会後の反応についての見方が分かれる中で、上にも下にも動きにくかったようだと言う。
 
 
今日のトヨタはちょっとばかり下げて引けている。三菱重工は大きく値を上げたようだ。コマツはごく小幅な下落だった。
 
 
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