30日の日経平均株価は、前半から軟地合いだったのが後半に売りが先行して下げ幅を広げ、前日比49円34銭安の1万4632円48銭と7営業日ぶりに反落。売り一巡後は、円相場がやや弱含んだこともあって、下げ渋りの流れ。終盤は週末・月末要因もあり、ポジション整理売りにやや軟化した。なお、月間ベースで、5月は今年初の上昇となった。東証1部の出来高は27億7775万株、売買代金は2兆3747億円。騰落銘柄数は値上がり815銘柄、値下がり834銘柄、変わらず160銘柄。市場からは、短期的な過熱感はあるが、なかなか押さず、物色意欲の根強さが感じられる。日経平均は日足一目均衡の『雲』上限をサポートラインとして粘り腰が続くのではないか。ただ、TOPIX先物を売り建てた外資系証券の買い戻し継続が期待される一方、再び売りに回ることも考えられると言う。
30日の東京外国為替市場のドル円相場は、米金利低下がいったん止まったことなどを背景に底堅く推移し、夕方にかけてはやや買いが優勢となったが、一段と買い上がる材料は見当たらず、101円70銭を前に上値が重い展開となっている。午後5時現在は1ドル=101円63~63銭と前日比07銭のドル高・円安だった。始まりは、101円70銭と前日夕よりやや高かったが、月末で輸出企業によるドル売り・円買いの動きが出やすかった上、日経平均株価が利益確定売りに押されて値を消し、ドルは値を保てなかった。しかし、株価の下げ幅は限られ、101円台前半では押し目買いも入り、底堅さが見られたことで、終盤は買いが優勢となった。それでも材料難から上値を買い上がる勢いはなかったようだ。為替相場の関心は、金融緩和政策が出口に向かっているにもかかわらず低下基調にある米金利に集まっているようで、株価への反応は相対的に鈍くなっている。米景気が緩やかながらも回復基調を維持しているため、米金利もトレンドとしては上向きになるはずで、日米金利差からは一段のドル安・円高は思い描きにくいと言う。
今日のトヨタはどうしたことか大幅高だった。三菱重工は変わらず、コマツは小幅な下落で引けている。
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