20日の日経平均株価は、前場の勢いを引き継いで午後も値を伸ばしたが、終盤に息切れして、前日比68円81銭高の1万4075円25銭と5営業日ぶりに反発だった。新規の手掛かり材料に乏しいうえ、あすまで開催の日銀金融政策決定会合の結果を見極めたいとの空気もあり、手控え気分に傾いた。東証1部の出来高は17億9819万株、売買代金は1兆5610億円。騰落銘柄数は値上がり869銘柄、値下がり782銘柄、変わらず160銘柄。市場からは、上昇したとはいえ、4日続落(合計419円安)後の戻りにしては弱い。直近の『マド』埋めもできずにもたつくようだと下値を試す可能性が高まってくる。明日の日銀金融政策決定会合で想定外のサプライズが出れば話は別だが、その可能性は限りなく低く、当面買い上がる材料は見当たらないと言う。
20日の東京外国為替市場のドル円相場は、日米株価を背景に底堅く推移したが、午後終盤に伸び悩み、小緩んだ。午後5時現在は1ドル=101円38~39銭と前日比03銭の小幅ドル安・円高だった。始まりは、101円40銭台で、日経平均株価がプラス幅を拡大したのにつれて上昇。後半は101円50銭台で推移した。終盤に入るとやや売り優勢となり、101円台前半となったようだ。市場では、ヘッジファンド勢がこのところ、米10年債利回りの低下や日銀の追加緩和期待後退を材料に、円買いポジションを積んでいると言う。21日は日銀の金融政策決定会合があり、政策の現状維持が予想されるが、円にとっては悪材料出尽くしとなり、ドル高・円安となるかもしれないという。
今日のトヨタは小幅な上昇、三菱重工もかろうじてプラスだったが、コマツだけは小幅な下落だった。
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