15日の日経平均株価は、もみ合いから先物への売りが出て下げ幅を広げ、前日比107円55銭安の1万4298円21銭と続落。日銀の黒田東彦総裁の講演を受けて、追加金融緩和を期待した一部投資家の売りが出たとの観測が聞かれた。売り一巡後は、大引けにかけて下げ渋った。東証1部の出来高は20億4265万株。売買代金は1兆8169億円。騰落銘柄数は値上がり585銘柄、値下がり1102銘柄、変わらず119銘柄。市場からは、決算発表での企業の先行き予想は慎重だが、上方修正の可能性があるとみている投資家は多く、現行の株価水準は割安であると意識されている。このため、きっかけ次第で上昇すると考えられているが、為替の動きを始め買い上がる材料がなく、動きづらい状況にあると言う。

 
15日の東京外国為替市場のドル円相場は、ユーロが終盤に下落した影響で強含み、1ドル=102円台に乗せた。ただ、ユーロ主導の動きでこのまま上昇が続くとは考えにくいという。午後5時現在は102円02~02銭と前日比08銭の小幅ドル安・円高だった。始まりは、朝方発表された1~3月期のGDPが市場予想を上回ってややドル買い・円安となったものの、その後は日経平均株価の下落を眺めて弱含んだ。前半は実需絡みの買いで101円80銭台に乗せた。後半は、もみ合いが続いた後、欧州勢が参加する時間帯に入ると102円台を回復した。ユーロドルでのドルの強さがドル円にも波及した形だが、市場では、米長期金利が下抜けたのを考えるとドルの上昇は続かないと言う。一方で、米国の緩やかな景気回復の流れは変わらす、中長期的にはドルが上昇すると言う見方もあるようだ。
 
 
今日のトヨタはやや大きめに値を落として引けている。三菱重工は小幅ながら値を上げたが、コマツは小幅な下落で終わっている。
 
 
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