バイクのことを偉そうに書いているが実際にバイクに乗った距離は大昔CM125Tに乗っていた頃も含めて走行距離は1万5千キロ程度だろう。自動二輪に乗った距離は4千キロ程度でやっと「ど素人」の「ど」が取れた程度だろう。
 
 
バイクと言う乗り物はがらが小さい割にはエンジン出力が大きく機動性が良いと思っていたが、実際は二輪であることに起因する致命的な不安定さを背負った乗り物で基本的にこけることがない四つ輪には安定性で大きく劣ることから最高速、機動性とも四つ輪に譲る。
 
 
譲るというよりも出そうと思えば出せるし、振り回そうと思えば振り回せるのだろうが、そのためには大きなリスクを負うことになる。もしもワインディングを走れば間違いなく四つ輪の方が速く抜けられる。そうは言っても基本的に四つ輪と二輪は全くジャンルの違う乗り物なので条件によるだろうが、・・・。
 
 
速度も機動性も悪いというよりはリスクが大きいということだろう。速度も出せば出るし、機動性も振り回せば振り回せる。ただ、そのために大きなリスクが伴う。バイクがリスクを負わずに圧倒的に速いのはダッシュだけだろう。コーナーなどでも四つ輪ならちょっとオーバースピードでも回頭を始めてからだましだましブレーキを踏んで修正できるが、バイクだとなかなかそうはいかない。オーバースピードでコーナーを抜けようとすると外に振られて吹っ飛びそうになる。
 
 
一度、西表島でスクーターの後ろに人を乗せて反対車線に飛び出して肝を冷やしたことがあった。まあ離島なのでめったに車は走らないので対向車はなかったが、・・。ちょっと速いなとは思ったが、何とかなると思ったら全く何ともならなかった。
 
 
結論として二輪にしろ四つ輪にしろスピードの出し過ぎが一番危ないようだ。特にバイクは不安定なので危ないと思ってもリカバリーの許容範囲が狭いし、難しい。高齢者の事故で道路構造物への衝突というのが多いというが、これは要するに速度の出し過ぎだろう。
 
 
バイクは確かに速い。昔乗っていたCM125Tはゆるい下り坂でアクセル全開にしても100キロを超えなかったが、今のCB1300スーパーボルドールは排気量の割には馬力は抑えられているが、それでもアクセルのほんの一捻りで100キロを超えてしまう。馬力は麻薬のようなものですぐに慣れてもっと欲しくなるが、ただ速度を出すだけならサルでも出せるのだからここは自制心を持って速度は控えめにのんびり走ることを心がけよう。
 
 
それから右折で直進の対向車と衝突と言うのがあるが、バイクは見え難いこともあるだろうが、右左折であまりスピードを出すと曲がりきれなくて外に飛び出すことになる。右折ならガードレール、左折なら信号待ちの対向車に一直線、危ないことおびただしい。逆に右折しようとする四つ輪と直進のバイクの事故も多いようだ。これもあまり四つ輪にびったりとくっつかないで車間を取るのが良いようだ。
 
 
まあ事故・事故と言っても不可避のものもあるし、誰も事故を起こそうとして起こす者はいないだろうが、注意すればある程度は防げるものなのでその辺りは理性的な運転を心がけようと思う。
 
 
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