2日の日経平均株価は、前半が落ち着いていた割には後半は売りに傾き値を下げたが、円が弱含んで下げ幅を縮小して、前日比27円62銭安の1万4457円51銭と3日ぶりに小反落だった。最後はポジション整理売りもあって、引けにかけ、やや上値が重くなった。明日からの4連休や今晩の4月米雇用統計の発表を控え、積極買いは手控えられたようだ。東証1部の出来高は16億8757万株、売買代金は1兆5677億円。騰落銘柄数は値上がり731銘柄、値下がり896銘柄、変わらず180銘柄。市場からは、連休控えて米雇用統計待ちとなれば、動きづらいところだ。一目均衡表で週足の『雲』上限がサポート作用しているが、日足の『雲』下限がネックラインとして意識され、しばらくはもみ合いになるのではないか。要は新たな材料が出ないと方向感が出にくいと言う。
 
 
2日の東京外国為替市場のドル円相場は、4月の米雇用統計の発表を控えて様子見ムードが強く、1ドル=102円台前半から半ばで小動きとなった。午後5時現在は102円47~48銭と前日比28銭のドル高・円安だった。始まりは、102円20銭前後で取引された。前半は国内輸入企業のドル買いでやや上昇したが、その後は102円30銭台での小動きが続いた。終盤にかけて調整的なドル買いが入り、終盤は102円50銭前後でもみ合ったようだ。米国経済の動向を見極めたいとの空気が強い上、日本は4連休を控えていることから全般的に動意は乏しかったが、午後はややドル買いが優勢となった。軟調だった日経平均株価が下げ渋り、小幅安で引けたことで、ドルの買い安心感が広がったようだ。また、今夜に発表される4月の米雇用統計に関し、強い数字が出るとの観測から思惑的な買いが入ったとも言う。雇用統計については、非農業者部門就業者数の市場予想は前月比21万~22万人程度の増で市場では、市場予想を超えるとドル高、20万人を下回るとドル安の方向に向かうとみる。しかし、FRBの早期利上げが遠のき、長期金利は低水準にとどまっていることから、強い数字になっても上値追いする雰囲気にはなりにくいとの見方も出ていた。
 
 
 
昨日のトヨタは小幅な下げで引けている。逆に三菱重工は小幅な値上がりだった。コマツはちょっと大きめの下げとなっている。
 
 
 
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