30日の日経平均株価は、午後に入って売り優先となり値を落としたが、根強い買いに支えられて盛り返し、前営業日比15円88銭高の1万4304円11銭と小反発で引けた。買いに支えられて底堅かったが、終盤には売り物がちとなり、再び小幅安となるなど総じて上値の重い展開となった。日銀会合後の経済・物価情勢の展望や、黒田総裁の会見を見極めたいとの空気もあり、積極買いは手控えられた。東証1部の出来高は20億1962万株、売買代金は1兆9094億円。騰落銘柄数は値上がり753銘柄、値下がり919銘柄、変わらず136銘柄。市場では、売買代金は多少増えているが、決算がピークアウトするまではもみ合いが続くのではないか。好決算・好業績予想の銘柄は素直に買われるが、市場コンセンサスに届かず売られる銘柄も多く、指数押し上げ効果は期待しづらいと言う声が強いようだ。
 
30日の東京外国為替市場のドル円相場は、日銀金融政策決定会合の結果をめぐって上下動したが、終盤には下げ渋る展開となった。午後5時現在は1ドル=102円50~51銭と前営業日比30銭のドル高・円安だった。始まりは、102円50銭台で推移。前半はポジション調整のドル売りが出たほか、日経平均株価の上げ幅縮小を眺めてじり安となり、102円30銭台まで値を下げた。後半は、日銀が金融政策の現状維持を決めたことが伝わると、イベント通過に伴う買い戻しが一時強まった。午後3時に日銀の展望リポートが公表され、2016年度の消費者物価見通しは2.1%となった。市場では、日銀は目標達成に自信を持っており、追加緩和観測が後退したと見られ、一時102円25銭前後まで売られたが、その後は買い戻しに水準を切り上げた。黒田日銀総裁の記者会見は目新しい内容はなかったようだ。
 
 
今日はトヨタはしっかりと値を上げて引けているが、三菱重工はしっかりと値を落としている。コマツは躍進のようだ。
 
 
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