10日の日経平均株価は、中国の景気減速やドル安などが嫌気されて、前日比43銭高の1万4300円12銭と小幅な反発だった。売り一巡後は前日終値を挟んでもみ合っていたが、円が一段と強含んだことから、先物への断続的な売りを交えて下げ幅を拡大し、午後1時51分には同65円24銭安の1万4234円45銭とこの日の安値を付けた。ただ、前日までの4日続落で約770円も下落していたことから、下値では押し目買いが入ったようだ。東証1部の出来高は19億924万株。売買代金は1兆8321億円。騰落銘柄数は値上がり780銘柄、値下がり833銘柄、変わらず190銘柄。
 
10日の東京外国為替市場のドル円相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利上げ観測の後退や株安を背景に下落した。午後5時現在は1ドル=101円72~74銭と前日比26銭のドル安・円高だった。始まりは、102円近辺での取引だったが、前半は国内輸入勢による実需の買いが入ったものの、日経平均株価が伸び悩むと弱含んだ。後半は、101円台後半で、20銭程度の狭い値幅でもみ合いとなったようだ。9日公表された3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨は、思った以上にハト派的な内容で、ドル売りを誘った。市場では、日米金利差の拡大が見えづらい状況。日経平均株価も弱く、リスク回避的に円が買われやすいという。また、日銀の追加緩和期待も消え、めぼしい取引材料が見当たらないことで出来高が少ないと言い、ドル円は狭いレンジ内の取引となった。
 
今日のトヨタは大幅な値下がりで5500円を大きく割り込んだ。諸力のトヨタが落ち込むのは何とも痛い。三菱重工は小幅ながら値を上げて引けているのは救いだろう。コマツも小幅な下落で引けている。
 
 
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