防衛省は3日、装備品の調達改革策「防衛生産・技術基盤戦略」の骨格をまとめた。政府が武器輸出三原則に代わる防衛装備移転三原則を閣議決定したのを踏まえ、米英などとの装備品の共同開発を迅速に進めるのが狙い。米国とは近く共同開発に関する包括的覚書を締結する。
基盤戦略には「政府主導の下に積極的に国際共同開発・生産などの装備や技術協力を推進する」と明記。次世代型迎撃ミサイル(SM3ブロック2A)の米国との共同開発など、従来は案件ごとに覚書を結んでいた。しかし、今後は「互恵的な防衛調達にかかる枠組み」を構築するため、米国と包括的覚書を交わす方針を掲げた。
かつて太平洋の覇権を争い死闘を繰り広げた米国と日本は未来に向けて国家の存亡を互いに委ねる関係になろうとしている。防衛装備移転三原則にしても集団自衛権にしても日本がパートナーとして見ているのは米国だろう。それが良いのか悪いのかそれは分からないが、今の日本にとって米国に寄り添う以外の選択はないだろう。米国にしても中国の進出を抑えるために日本の軍事力に頼らざるを得ないところはあるだろう。かつての宿敵は国家の存亡をかけた同盟を強固にしようとしているがその結果はどうなるだろうか。
日本ブログ村へ(↓)