今日は納車の日、残金を下ろして午後に販売店に行った。販売店も今日は忙しいらしい。この週末に25台の納車があると言う。消費税増税前の駆け込み需要だろうか。結構バイクって売れるものだ。そして僕の番が来た。
 
 
まずは各種の手続きやら書類の説明、残金の支払いなどを済ませた。販売店のおにいさん、「今日はちょっと顔が緊張してますね」などと言う。それはそうだ。生まれて初めて1.3リッターのモンスターマシンに乗るのだから。「大きいバイクだから結構重そうだし、初めてなのでちょっと緊張するね」と言うと、「確かに重いですが、走れば超軽いバイクですよ。ただ低速の時はちょっと重さを感じるかもしれませんね」などと気楽なことを言う。そして、「じゃあ、バイクを準備してきます」と言って外に出て行った。
 
 
しばらくして戻ってくると、「準備ができましたから確認してください」と言う。外の駐車場に出ると、いたいた、僕のスーパーボルドールが。このバイク、本当にきれいなバイクだ。均整のとれたその車体は世界一と言ってもいいほどの美しさだ。その後、バイクの装備品や取り扱いなどの簡単な説明を受けた。
 
 
それからメインスタンドの立て方を教えてもらったが、これがなかなかうまく行かない。2,3回やってみたがうまく立たないので「もう少し慣れてからにしましょう」と言うことになった。いよいよ全部終わって走り出す時が来た。跨ってみると姿勢は400Xよりもやや前傾がきつい。でもこれはすぐに慣れた。ペダル類の位置も若干感覚が違ったが、これもすぐに慣れた。
 
 
おっかなびっくり走り出して曲がるときは慎重に、発進もアクセルを控えめにして慎重に、クラッチが何とも重い。しかし悪い感覚ではない。今日は連休で道路はどこも渋滞だらけ、どこに行っても同じなので高速に入ってみることにした。高速も事故と流入過多で20キロの大渋滞、のろのろ運転と停止の繰り返しでいい加減疲れたところにやっと渋滞が解消した。
 
 
あまり速度を出さないようにと概ね80キロ程度で流す。一度だけ加速したが6速からでもあっという間に100キロを超えるその加速に舌を巻いた。ハンドリングも素直そのもので切った分だけ頭を回す。穏やかな品のいいハンドリングだ。確かに走り始めると本当に軽やかに走る。走りがきわめて上品だ。
 
 
高速を流していて気が付いた。走りの格が違うと。400Xが悪いわけではない。機敏な走りをする良いバイクだった。でもこのCB1300スーパーボルドールと比べるとまさに格が違うと言う感じだった。リッターバイクに乗る人たちの気持ちが分かった、これがそうだったんだと。滑らかにどこまでも走っていけそうな余裕と必要な時はいつでも取り出せる溢れるような力、この余裕のある上品な走りこそがリッターバイクの走りなのだろう。何とも気持ちが良い走りだ。
 
 
自宅まであまり危ないことや過激なことはしないでのんびり走ってきた。これまではデジタルで大きく速度が表示されたが今度はアナログメーターなので気を付けていないとすぐにオーバースピードになりそうだ。自宅までこれといったことにも会わずに穏やかなクルーズを楽しんだ。何とも姿も走りも上品なバイクだ。ただ一つ、クラッチの重さには閉口した。しまいには手が痛くなった。これからはクラッチの握り方をちょっと考えよう。
 
 
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