24日の日経平均株価は、手掛かり材料がない中、3月中国HSBC製造業PMI速報値が市場予想を下回ったものの、アジア市場の堅調や前週20日に急落していたこともあり、押し目買いや3月決算銘柄の配当権利取りの動きが活発化したようで、大幅反発、前週20日終値比251円07銭高の1万4475円30銭で取引を終了した。後場の寄り付き後に、一時290円05銭高の1万4514円28銭まで上昇する場面が見られた。東証1部の出来高は29億1579万株、売買代金は2兆6814億円でSQ(特別清算指数)算出日を除くと2月5日(3兆3064億円)以来の水準となった。騰落銘柄数は値上がり1476銘柄、値下がり293銘柄、変わらず29銘柄だった。
 
24日の東京外国為替市場のドル円相場は小動き。ウクライナ情勢をめぐる欧米の対ロシア制裁の行方を見極めたいとして、積極的な取引が手控えられたようだ。欧州勢参入後も上値が重く推移している。午後5時現在は1ドル=102円54~55銭と前週末比18銭のドル高・円安だった。始まりは、狭い範囲での値動きにとどまり、102円30銭前後で始まった。前半は売買が交錯した後、午前中に102円60銭近くまで値を上げた。3月のHSBC中国製造業購買担当者景況指数(PMI)速報値が市場予想を下回ったにもかかわらず、日経平均株価が上げ幅を拡大したため、市場のリスク回避姿勢が後退したようだ。後半は、ドル円は伸び悩み。株価の上昇が一服したことに加え、先進7カ国(G7)首脳会議を控えて様子見ムードが強まった。終盤はレンジ圏での取引となり、102円台半ばを中心に推移したようだ。市場の関心は、オランダのハーグで開かれるG7首脳会議で、対ロシア制裁は限定的なものにとどまり、市場への影響も限定的となるだろうとの見方が多い。ロシアと取引する欧米金融機関にも制裁の範囲を広げるとなれば別だが、基本的には来週の米経済指標の発表を待つ展開になるという。
 
 
今日のトヨタは大幅高となった。このところ値を落としているので久々の高騰となった。三菱重工は2014年3月期に客船事業に関連して600億円程度の特別損失を計上すると発表したことで大幅安となった。三菱重工は、特損計上に伴う今期業績への影響について、純利益予想1500億円は各事業でリスクが顕在化したとしても達成できると想定して見積もった数字だという。コマツはそこそこの値上がりだった。
 
 
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