11日の日経平均株価は、日銀の金融政策の現状維持決定(正午発表)を受け、昼休みの時間帯に円相場が下げ渋り、日経平均先物が伸び悩んだことから、後場は売りが先行し、前日比103円97銭高の1万5224円11銭と反発。午後2時5分には、1万5124円36銭(同4円22銭高)まで押し戻される場面があった。その後、いったん切り返したが、円強含み推移とともに再び上げ幅を縮小。終盤は、円伸び悩みもあって、戻り歩調となり、午後2時51分に1万5235円64銭(同115円50銭高)まで引き戻した。東証1部の出来高は18億1390万株、売買代金は1兆6853億円。騰落銘柄数は値上がり1144銘柄、値下がり492銘柄、変わらず154銘柄。
11日の東京外国為替市場のドル円相場は、堅調な株価を背景にドル買い・円売りがやや優勢となり、小高くなった。午後5時現在は1ドル=103円18~20銭と前日比09銭の小幅ドル高・円安だった。始まりは、欧州時間に買いがやや強まったことから、103円20銭台で始まった。前半は、株高につれ、ややドル買いが強まり、正午近くには一時103円40銭台を付けた。その後、日銀の金融政策決定会合で現状維持の方針が示されたことを受け、ドル売りを進める動きが一部に出たものの、下落幅は限定的だった。後半は、黒田東彦日銀総裁の記者会見が行われ、現時点では追加緩和の必要はないとの認識を示したが、目立つ反応はなかった。終盤は、103円台前半で推移したようだ。市場では、黒田東彦総裁の記者会見に注目が集まっていたが、追加緩和に関しての発言は大方の想定内だったことから、値動きは限定的とされている。一方、ウクライナ情勢や中国のデフォルト懸念など、投資家のリスク回避姿勢が強まる可能性は依然として残るとの声もある。
今日はトヨタは小幅ながら堅調、三菱重工はかろうじての上げ、逆にコマツは値を落として引けている。
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