アディバADトレというスクーター、三輪で屋根付きという変わり種だ。人によっては、「三輪車などバイクではない」とか「ピザ屋の配達バイクのようだ」などと言う。確かにそうも言えないことはないが、三輪の安定性と屋根付きで限定的とは言え、全天候性を有する200ccのビッグスクーターというのはなかなか貴重だ。
 
 
後席もしっかりとしたバックシートがあるので乗り易そうだし、ある程度の荷物も積めるようだ。前輪のロック機構を備えていないので停車時には足を着く必要があるようだが、慣れれば足を着かなくても立ち姿勢を維持できるという。
 
 
屋根付きと言うことで車体を寝かせすぎると不安定になると言うが元々このようなバイクは山坂道を駆け抜けるためのものと言うよりはシティコミューターと言うべきだろう。乗り始めれば屋根付きでもすぐに慣れるという。ルーフは折りたたんで収納することもできるようだ。
 
 
前が二輪と言うことでトラクションも大きいそうだから低ミュー路面にも強いという。バイクと言うのはやはり天候に左右されるのでこうした屋根付きスクーターは雨天でも使用でき、また、防風性能も高いので冬場も厚着をする必要がないし、手袋も夏用で間に合うという。
 
 
図体がでかいので瞬発力はないようだが、街中で乗り回すには十分だというし、郊外の遠出も問題はないだろう。二輪もあるようで二輪の方が乗り味は素直だという。ピザ屋の配達バイクと言う悪口もあるようだが、それはイタリアのデザイン、なかなかしゃれた姿で決してピザ屋の配達バイクと言った無機質さはない。
 
 
これだけを所有すると言うとバイク好きとは言えないかもしれないが、持っていればなかなか便利そうなスクーターではある。ただ、価格は決して安くはない価格なのでセカンドバイクと言うわけにはいかないかもしれない。
 
 
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