28日の日経平均株価は、昼過ぎにドルが下げたことから先物が売られ、その後も上値が重く、先物への大口の売りに止めを刺され、前日比82円04銭安の1万4841円07銭と3日続落。終値での1万4900円台割れは24日(1万4837円68銭)以来、4日ぶり。午後2時1分には、この日の安値となる1万4735円52銭(同187円59銭安)を付ける場面があった。売り一巡後は、円伸び悩みもあって買い戻しや押し目買いを支えに終盤下げ渋った。東証1部の出来高は23億2834万株、売買代金は2兆2479億円。騰落銘柄数は値上がり487銘柄、値下がり1174銘柄、変わらず122銘柄。
 
28日の東京外国為替市場のドル円相場は、日経平均株価の軟調などを背景に売り優勢となり、下落した。実需の売りもドル円を押し下げた。午後5時現在は1ドル=101円64~65銭と前日比70銭のドル安・円高だった。始まりは、ウクライナ情勢をめぐる不安からリスク回避目的でドル安・円高が進み、102円10銭台で始まった。前半は、月末で輸出企業のドル売りが強まったことから、102円を割り込んだ。その後、株価が下げ渋ったことから、午前中は101円90銭前後でもみ合った。後半は、株価が弱含んだことからドル円も連れ安となり、一時101円50銭台まで下落した。終盤には、やや買い戻しが入ったものの、101円60銭台で上値重く推移している。市場では、ウクライナ情勢の先行きが不透明なため、欧米株の動向次第ではリスク警戒感がさらに強まると言う。一方、2月の米雇用統計の発表を3月7日に控えて様子見姿勢も強く、当面値動きは限定的だろうと言う。
 
 
ドルが下げるといけないトヨタは大きく値を下げて引けている。三菱重工は小幅な上昇、コマツはややしっかりと値を上げている。当面はウクライナ情勢などを眺めつつ不安定な相場模様だろう。
 
 
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