最悪のスモッグが1週間にわたり中国を覆い、26日には専門家が「核の冬(核戦争後に予想される低温現象)とよく似た状況が発生する恐れもある」と警告した。
中国農業大学の賀東仙副教授は「スモッグが太陽の光を遮り、農作物の成長に必要な光合成を妨害していることが調査の結果、明らかになった」と述べた。香港のサウス・チャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)が26日に報じた。
唐辛子やトマトは、実験室で完全な苗に成長するのに通常はおよそ20日かかる。ところが北京市昌平区の温室では、唐辛子やトマトが芽を出すまで2カ月かかったという。つまり完全な苗に成長するのに3カ月から4カ月は必要ということだ。賀副教授は「スモッグの発生が長期化すれば、中国の食料供給は『核の冬』と同じような状況になる恐れがある」と警告した。
中国科学院の夢継華副教授も「中国の土壌に到達する日光が、ここ数年で大幅に減少していることは否定できない事実だ」と述べた。スモッグの影響で食料生産が急速に減少する可能性も否定できないようだ。
軍備を増強して他国に喧嘩を売るのがお好きな中国様だが、そんなことよりも自国の公害対策でもすべきではないのか。金が有り余っているとは言っても国民一人当たりの収入は決して多くはない。国家社会主義とは言っても金は一部を潤すだけで不満は蓄積していく。そこに持ってきて自分良ければすべて良しのお国柄だから公害は急速に蔓延していく。手遅れにならないうちに国内問題に手を付けるべきではないだろうか。周辺国にも迷惑がかかるのだから。もっともそんなことを気にする中国様ではないだろうが、・・・。
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