「大型二輪に乗ろう」計画もいよいよ最終段階へと入って来た。CB1300の発表も間近になり仮契約も終わった。次は本契約をして金を払えば3月の下旬には車が来るだろう。
 
 
しかし、CB1300スーパーボルドールと言うバイクの位置付けはどうなんだろう。ホンダのスポーツバイクの頂点と言うが、それを言うのならCBR1000RRだろう。ツアラーと言うのならゴールドウィングがあり、その他にもつい先日世に出たCTX1300、VFR1200Fもある。CB1300はどう考えてもアドベンチャラーではない。
 
 
性能にしても1300cc、4気筒と小型自動車並みのエンジンを積んではいるが、馬力は101馬力で、120から150馬力、甚だしいものは180馬力や200馬力まであるモンスターが目白押しのリッターバイクとしては決して大きいものではない。
 
 
デザインもオーソドックスで特に斬新さもないが、そうかと言ってCB1100のようなレトロチックなデザインでもない。価格も135万と決して安くはないが、そうかと言って200万、300万という高級バイクでもない。概ね性能も価格も中の上と言ったあたりだ。
 
 
CBというバイクの名称は、「MotorCycle」のCとして使われていた符号に、「CLUB MAN RACE」のCBを組み合わせたものだそうだ。あるいは米国輸出車両に「AMERICA」のAを付けたことから国内車両にはAの次のBを付けてCBとしたという説もあるそうだ。
 
 
CBシリーズは「PROJECT BIG-1 Concept」として、19924月に「CB400 SUPER FOUR」を、同年11月に、「CB1000 SUPER FOUR」を発売し、新たなロードスポーツの世界を切り開いたそうだが、この両モデルの開発にあたっては、「新しい時代にふさわしいHondaのネイキッド・ロードスポーツモデルはどうあるべきか」という次代に向けたテーマを掲げ、「PROJECT BIG-1」という開発コンセプトのもと、CBシリーズが開発されたという。その条件は、
 
:水冷・4ストローク・DOHC・直列4気筒エンジンを搭載していること
2:その体躯はあくまでもセクシー&ワイルドであること
3:走る者の心を魅了する感動性能を有すること
 
だったそうだ。
 
 
そうするとこのバイクは一般のライダーが一般道で楽しく乗れるバイクの頂点を目指して開発されたバイクと言うことなのだろう。それであればいたずらに大馬力を求めなくてもいいし、デザインもトロチックではなく、のびやかで堂々としたオーソドックスなラインも納得できる。
 
 
最近はガンダムチック、あるいは宇宙人顔のバイクデザインが多く、400Xもその類だったが、どうもその手の車はあまりバイクと言う感じがしない。CB1100、SR400、エストレヤほどのレトロではなくともほどほど昔のバイクの面影を残しているのが良い。その点でもCB1300は好みに合っている。
 
 
欲を言えばもう少し重量が軽くなると良いのだが、新型は265キロ程度まで軽量化されるのではないかとひそかに期待している。大排気量大馬力のバイクに乗って大丈夫かと言うこともあるが、力の制御は4つ輪も二輪も同じだろうからその辺はあまり心配していない。春に向かって新しいバイクでいろいろと楽しみたい。
 
 
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