20日の日経平均株価は、中国の経済不調や円高傾向などで売りが先行して、前日比317円35銭安の1万4449円18銭と大幅続落だった。午後1時34分には同337円80銭安の1万4428円73銭とこの日の安値を付けた。その後も、全面安商状に安値圏での推移が続いた。東証1部の出来高は25億6800万株。売買代金は2兆1124億円。騰落銘柄数は値上がり167銘柄、値下がり1547銘柄、変わらず67銘柄。
 
20日の東京外国為替市場のドル円相場は、株価下落を嫌気した欧州勢の売りが優勢となり、1ドル=101円台後半に軟化している。午後5時現在は101円81~81銭と前日比24銭のドル安・円高で推移したようだ。始まりは、前日の海外市場のドル買いを受けて、102円30銭近辺で推移した。前半にかけて、日経平均株価の軟化を眺めて売られがちとなり、その後の中国PMIの悪化で102円を割り込んだ。後半は、一時102円台を回復したが、株価が下げ幅を拡大させると、改めて売りが広がった。1月下旬の金融市場の混乱は、前回の中国PMI悪化が引き金になっただけに今回のPMIの結果に対しても警戒感が強まったという。最近の米経済指標もさえず、市場では、米中ともに先行き不安が再燃しかねず、ドル円もリスクオンのムードにはなりにくいとの見方が出ていたようだ。
 
 
今日はトヨタも落ちているが、それよりも三菱重工、そして中国頼みのコマツが大きく値を落として引けている。株価はこれからもその場その場の材料を見ながら上下していくだろうが、概ね1万4500円台から1万5千円台で推移するだろう。
 
 
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