今週末はまた雪だという。時間がないのにこうも雪ばかり降っているとバイクに乗る時間がますます少なくなって欲求不満に陥りそうだ。時間があれば思い切り遠くに行きたいのだが、何とも時間がないのが恨めしい。
そこに持って来て仕事が忙しいのでこれはもう打つ手がない。これまではかろうじて職場往復ツーリングで不満を解消していたのだが、雪が降ってはそれもままならない。全く恨めしい天気ではある。
大体雪と言うのは真っ白できれいと言うが、実際は空気中のちりなどに水分が凍って結晶したものだから雪が消えた後の表面は塵だらけで全く汚い。白銀とはよく言ったものだなどと雪を恨みたくなるのもやむを得ないことだろう。
ところで職場で一瞬の加速に命をかけるツーリングクラブを作ろうと言ったら誰も賛同してくれなかった。いい年をして何を言っているのかと非難轟々だった。もちろん冗談なのだが、それにしても加速と言うのは何とも麻薬のように病みつきになるものだ。
昔々、ビスタVSツインカムと言う車に乗っていたが、これが所有した車の中で一番加速の良い車だった。0-100㎞が9秒、0-400mが16秒だった。この車に乗った時は加速の鋭さに(当時としては、の話です)感動したものだったが、今の400Xは0-100kmが4,5秒、0-400mは14秒程度だろうか。
距離が延びれば四つ輪も速度が乗ってくるだろうが、出足の鋭さはバイクの比ではない。この加速感はたまらない。「馬力は麻薬だ」と言った自動車評論家がいたが、まさに加速は麻薬だろう。
バイクだけがすっ飛んで行きそうとか点と点の間をワープするようだとか加速感を例える言い方はいろいろあるが、今の400Xでもどんな速度でもアクセルを開ければ開けた分だけ前に出ようとする力に溢れている。これを楽しまない手はない。
それでも高速をかっ飛ぶ年でもないし、あまり速度を出して警察様に捕まるのも癪に障るので制限速度内+α程度の範囲での瞬間加速に止めているが。加速に命をかけると言ったらそれは大げさだし誤解を招くだろうが、車の免許を取ったころ、無暗にアクセルを踏みたくなったのを思い出した。
普通の当たり前の車だったのでアクセルを踏んでもお寺の鐘のようにゴォンゴォンとこもった音がするだけで車はちっとも前に出なかったが、それから数十年、開ければその分だけ鋭く前に出てくれる乗り物を手にしたことで長い間の欲求不満を解消しているのかもしれない。しかしながらうちのバイク乗りたちは結構でかい事故を経験している手合いが多いのでリスクのある乗り物であることを肝に銘じて事故だけは気をつけることにしたい。
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