夏にバイクを買って夏から秋、そして冬へと乗り継ぎいろいろな経験をした。そしてバイクと言う乗り物は夏は暖房、冬は冷房の戦車のような乗り物だということが良く分かった。
 
 
夏は冷却器から噴き出す熱風に厚手の長袖、長ズボンと言ういで立ち、熱気がムンムンでしかも頭にはヘルメット、体はプロテクター、暑いなんてものじゃなかった。それでは冬は暖かいかと言うとあの熱風はどこに行ったのかと思うくらい足元を寒風が吹きすさぶ。
 
 
上半身は言うまでもない。吹きさらしの寒風のなすがままと言う風情だ。それでも他人が驚くくらいバイクに乗っている。「寒くはないのか」と聞かれるが、バイクに乗っていると確かに寒いが、それでは歩いていれば暖かいかと言うとやはり寒いのだから似たようなものだと思うがどうだろう。
 
 
まあ、頭はヘルメットにライナーで風は遮られているし、上半身は以前冬山登山に使っていたゴアテックスジャケット、首はマフラーで固めているのでそう寒くはない。下半身は裏地の付いた冬用のカーゴパンツだが、ちょっと寒い。
 
 
冬山用のオーバーパンツを履けばいいのだろうが、面倒なので我慢している。一番寒さが身に凍みるのは手だろうが、今年は冬山用の手袋やバーゲンで買ったバイク用手袋を使っている。
 
 
しかし、手はどうにもならないくらい寒い時がある。来年はこれを何とかしないといけない。風が通らなければいいのだから来年はそれなりの手袋を買おうかと思う。それでも冬の寒さはそれほどでもなかったように思う。今日も400Xに乗ってきたがそれなりの装備をすればどうということはない。
 
 
ただ、雪と凍結はいけない。本来自立できない乗り物が低ミュー路面で滑ったらもうどうしようもない。だから厳しく冷え込んだ時や降雪の時はバイクなど持ちだしてはいけない。「命あってのものだね」とはこのことだろう。
 
 
雪は論外として凍結していそうな路面では速度を落として曲がる時もできるだけバイクを傾けないでゆっくりとステアリングを使って曲がるのが良い。そうすればこけても大きなダメージは受けないだろう。もう少しで春になるが、その頃にはCB1300が発表になっているだろう。
 
 
すっかりバイクの虜になってしまったが、バイクと言う乗り物、天候に左右されることおびただしいし、危険も大きく実用性も低いが、自分で操っている、乗っているという実感があるところが良い。そして何よりも四つ輪では味わえないあの圧倒的な加速だろう。
 
 
今日もお仕事ハイエースが煽ってきたが、一度かわして料金所のETCゲートをくぐってからちょっと加速してやったらあっという間に遥か彼方に消えてしまった。ハイエースなど400Xの前には這っているようなものだ(その後しばらくして走行車線をのんびり走っていたら追い越し車線をシャカリ気に走って行ったが)。加速に魅せられるのは危険な傾向かもしれないが、バイクに乗っているほとは多かれ少なかれあの圧倒的な加速に魅せられているのだろう。
 
 
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