30日の日経平均株価は、新興国市場への不安や米国の動向などを懸念して、前日比376円85銭安の1万5007円06銭と大幅反落。同433円56銭安の1万4950円35銭と前場終値(1万4872円38銭)を上回って寄り付いたあと、円が1ドル=102円台半ばまで下落したことから、株価指数先物への断続的な買いに下げ幅を縮小し、午後1時すぎには1万5000円台を回復した。新興国市場不安に端を発した世界的なリスク回避の流れのために、戻りが鈍い展開。午後2時以降には再び下げ基調を強めたが、引けにかけて下げ渋り、何とか1万5000円台を維持した。東証1部の出来高は30億4108万株。売買代金は3兆222億円。騰落銘柄数は値上がり78銘柄、値下がり1687銘柄、変わらず15銘柄。
30日の東京外国為替市場のドル円相場は、新興国通貨安や株価下落でリスクオフの地合いが続き、反落した。午後5時現在は1ドル=102円35~36銭と前日比23銭のドル安・円高だった。始まりは、新興国通貨の反落や米連邦公開市場委員会(FOMC)の量的緩和縮小などでドルが弱含んだことから、102円20銭台で始まった。前半は、102円10銭台に若干値を下げた。午前中は日経平均株価が大幅下落したものの、輸入企業などが先高感からドル買いを進めていることから、ドル円の下値は底堅かった。後半は、根強い買い需要に加え、株価が下げ止まったことで、102円半ばまで水準を切り上げた。終盤は、やや伸び悩んだようだ。市場では、中国の金融商品への不安感もあり、今後しばらくはリスクオフの地合いが続きそうだという。
今日のトヨタはドル安から大きく値を下げて6000円台を割り込んだようだ。三菱重工も大きく値を下げて700円台から遠ざかった。コマツだけが小幅ながら値を上げているようだ。どうも米国の量的緩和縮小政策はやはりそれなりに世界経済に影響を与えているようだ。
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