防衛省は17日、同省技術研究本部が開発している新型輸送機「C2」の地上試験中に、貨物扉が脱落する不具合が起きたと発表した。2014年度末までに同機の開発を終え、順次部隊に配備する予定だが、今後の計画に影響が出る可能性もあるという。
同省によると、不具合は1月7日、空自岐阜基地(岐阜県)で機体の強度を確認する試験中に起きた。機内の圧力を、通常の運用で想定される上限の1・5倍にまで高めようとしたところ、1・2倍に加圧した段階で機体後部の貨物扉が破損し、一部が脱落したという。
C2は、老朽化が進むC1輸送機の後継機種として、01年度に開発が始まった国産の輸送機。姉妹機の哨戒機「P1」と合わせた開発費は4300億円を超えている。最終的には25機を調達する予定で、南西諸島への部隊の輸送や国連平和維持活動(PKO)での活用を想定している。
輸送機などはハイテクもなく比較的簡単に開発できるのかと思ったが、大きな荷重がかかるのでこれを軽くしかも強度を保って作るのはなかなか難しいようだ。出来るだけ早く改修が済むといいのだが、数多くの部品で構成されている航空機は一つの部品を大きくすると次から次へと部品のサイズを変えないといけないそうなのでなかなか大変だろう。大事に至らないといいのだが、・・・。
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