15日の日経平均株価は、ドル高円安傾向や先物への大口の買いなどで、前日比386円33銭高の1万5808円73銭と大幅反発し、高値引けだった。午後2時7分に1万5792円14銭(前日比369円74銭高)まで上昇した。買い一巡後は上げ幅を縮める場面もあったが、引けにかけて再び先物にまとまった買い物が入り、裁定買いを誘発し、一段高となった。株価は大きく上下するが、1万5千円から1万5500円程度が実力で仕掛けもあるのだろう。東証1部の出来高は26億8817万株、売買代金は2兆4265億円。騰落銘柄数は値上がり1555銘柄、値下がり159銘柄、変わらず64銘柄。
 
15日の東京外国為替市場のドル円相場は、内外株価の上昇を背景にじり高歩調となったものの、夕方にかけては調整売りに伸び悩んでいる。午後5時現在は1ドル=104円29~30銭と前日比85銭のドル高・円安だった。始まりは、強い内容の米経済指標を受けてドル買いが強まり、また、前日急落した日経平均株価が反発したことから、104円40銭台までドルが買い進まれた。世界銀行が今年の世界全体の成長率を3.2%に上方修正したこともリスクオンのムードを強めた。ただ、104円台半ば近辺の水準では調整売りも出やすく、欧州勢が参加し始める時間帯は伸び悩む展開となったようだ。市場では、12月の米雇用統計の内容が弱かったことから、株価の不安定さが今後も意識され、ドル円の上昇ピッチは緩やかになるだろうという。しかし、今後発表される米経済指標で強い数値が出た場合、日米金利差の拡大が進むとみて、ドル買い・円売りが進みやすくなるともいう。こういうことには両面の見方もあるのだろう。
 
 
 
トヨタはしっかりと値を上げて引けている。三菱重工は驚くほどの上昇ぶりだが、首相の海外歴訪により社会基盤整備事業の支援などに期待が持てるとの期待や、武器輸出3原則の見直し観測などが材料視されているようだ。コマツはささやかな上昇で引けているようだ。
 
 
 
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