住友重機械工業(本社・東京都品川区)が、防衛省に納入している機関銃の試験データを改ざんしていたことがわかった。改ざんは少なくとも10年以上に及んでいたとみられる。主力装備品をめぐる不祥事が明らかになり、防衛調達のあり方が問われることになりそうだ。
防衛装備品の調達では、防衛省が製造企業に発注する際に要求性能を定めている。機関銃の場合、必要な発射速度や一定距離の目標への命中率などの項目がある。関係者によると、同社は納入前の性能確認試験で、要求性能を満たしていないのに基準に達しているように装っていたという。改ざんデータに基づいて納入された疑いのある機関銃は1千丁を超える可能性がある。
防衛装備品の調達では、防衛省が製造企業に発注する際に要求性能を定めている。機関銃の場合、必要な発射速度や一定距離の目標への命中率などの項目がある。関係者によると、同社は納入前の性能確認試験で、要求性能を満たしていないのに基準に達しているように装っていたという。改ざんデータに基づいて納入された疑いのある機関銃は1千丁を超える可能性がある。
随分前から日本製のMinimiはベルギー製に比べて性能が落ちるという話があったが、データの改ざんはいけないなあ。伝統的に日本の自動火器はオリジナルに比べると性能が落ちるというのが定説だったが、それは良質のばねが作れなかったからだという。現代の日本でそんなことはないだろうと思うがやはり技術と言うのは積み重ねなので失敗例も含めてデータと経験が足りないのだろう。歩兵を直接支援する基本兵器の機関銃なので早急に改善されることを望みたい。
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