米軍が、中国の防空識別圏に爆撃機2機を飛行させたことに関し、日本政府は中国の「一方的な現状変更」に対抗する動きとして歓迎している。ただ、中国が海上と同じく空域でも長期的に圧力を強める可能性があり、政府は引き続き中国に撤回を求める方針だ。
小野寺五典防衛相は27日、米爆撃機の飛行について「米国は日本と同じスタンスで対応している」と歓迎する意向を記者団に示した。政府関係者は「識別圏は米国が考え出した。中国は識別圏を領空のように扱うことで概念を変えようとしており、米国は絶対に認めないだろう」と語った。
ただ、中国は今後、警戒監視能力を高め、日本並みに緊急発進(スクランブル)できる体制を整えかねない。空自部隊は「隊員も装備もぎりぎりの状態」(自衛隊幹部)とされ、防衛省幹部は「中国を短期的には抑え込めても、中長期的には深刻な状態になりかねない」と緊張緩和の必要性を強調した。
このような飛行はまず日本側においてやるべきだろう。そのうえで民間航空会社に計画書の提出を控えろと指示し、中国に一方的な現状の変更の撤回を求めるべきだろう。ただ、尖閣諸島周辺の通常の警戒飛行を実施しているのであれば言うべきことはないが、・・・。今回の問題はこれまでとは違う危険性を孕んでいる。そのことを理解して日本側も腰を据えて対応すべきだろう。まず戦闘機を増やしなさい。
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