陸海空の自衛隊が、沖縄県などを中心に実施する国内最大規模の実動演習が、1日から始まった。今回は、離島防衛が主な演習項目となっている。
自衛隊統合演習は、陸海空の自衛隊員およそ3万4,000人が参加し、艦艇6隻、航空機およそ380機で、九州・沖縄を中心に、11月18日まで行われる。
北海道の苫小牧港では、1日午後、陸上自衛隊のSSM(地対艦ミサイル)や中距離地対空ミサイルなどを民間の高速輸送船に積み込んだ。
今回の演習は、離島防衛を主な目的に実施され、沖縄本島と宮古島に、射程百数十kmのSSMを展開し、尖閣諸島からおよそ150kmの石垣島にも、SSMのうち、発射機以外のレーダーや指揮統制機材などを展開する。
また、沖縄県の無人島・沖大東島で、戦闘機や攻撃ヘリによる攻撃や、艦船からの砲撃を行うほか、沖縄東方の海域で、海上自衛隊のエアクッション型揚陸艇「LCAC」と、離島防衛を担う陸上自衛隊の西部方面普通科連隊による模擬着上陸訓練を行う。
これだけの大規模演習は中国との接続水域では絶対に行わなかった。先島にSSMを持ち込むなどと言うこともあり得なかった。これだけの人員装備を動員して先島諸島で演習を粉うということは島嶼防衛に自衛隊も本気のようだ。一朝ことあれば一戦交えることも躊躇しないという意思表示だろうか。
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