購入したタオルケットが不良品だったとして腹を立て、札幌市の衣料品店の従業員に土下座をさせた上、自宅に来て謝罪するよう約束させたとして、北海道警東署は7日、札幌市白石区の介護職員・青木万利子容疑者(43)を強要の疑いで逮捕した。青木容疑者は、従業員が土下座する様子を携帯電話のカメラで撮影し、短文投稿サイト「ツイッター」に投稿。インターネット上で炎上していた。

青木容疑者の逮捕容疑は9月3日午後6時ごろ、札幌市東区の衣料量販店「ファッションセンターしまむら苗穂店」で「購入したタオルケットに穴が開いていた。店に来るのに費やした交通費を返せ」などと訴え、パート従業員の女性ら2人に土下座させ、自宅に来て謝罪をするとの念書を書かせた疑い。

苗穂店はタオルケットが不良品だったとして、青木容疑者に代金980円を返却したが、従業員は容疑者宅を訪れなかったという。

それに腹を立てたのか、青木容疑者は21日に女性従業員2人が土下座をしている写真をツイッターに投稿。「従業員の商品管理の悪さの為に客に損害を与えたとして謝罪するしまむら苗穂店の―」などと書き込んでいる。

投稿はまもなく炎上。「(ドラマの)半沢直樹の見過ぎだ」「やりすぎ」などの非難が飛び交った。土下座を強要された従業員は9月下旬、東署に被害届を出した。

強要罪は生命、身体、自由、名誉又は財産に対して危害を加える旨を告知した者に適用され、押し売りや飲酒の強要などが典型例。3年以下の懲役に処される。自ら証拠写真をネット上で公表して墓穴を掘った形の青木容疑者は、「強要はしていない」と容疑を否認しているという。

しまむら本社(さいたま市)の企画室は「この件についてのコメントは差し控えたい」としている。被害に遭った従業員は、現在も仕事を続けているという。
 
 
最近、こんなことが急増している。不良品であれば好感してもらえばそれで済むことでどうしてここまでやるのか理解が出来ない。近隣トラブルも増加しているようだし、感情のもつれによる事件も多い。人と人との関係が希薄になるにつれて他人とうまく関われない人が増えているのだろうか。そう言えば高齢者の万引きも増加しているようだ。金がないわけではないのに食品や日用品など些細なものを万引きするそうだが、これも理解が出来ない。人間関係が濃過ぎても鬱陶しいが、希薄になりすぎてもまた問題が生じるようだ。
 
 
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