7日の日経平均株価は、為替でドルが値を落としたことが重しになって、前週末比170円99銭安の1万3853円32銭と4日続落して取引を終了した。終値ベースで1万4000円台を割り込むのは、9月6日の1万3860円81銭以来、1カ月ぶり。売り一巡後は、下げ幅をやや縮小する場面がみられたが、引け間際にきょうの安値となる前週末比182円38銭安の1万3841円93銭を付けた。東証1部の出来高は23億3149万株、売買代金は1兆8119億円だった。騰落銘柄数は値上がり249銘柄、値下がり1449銘柄、変わらず54銘柄だった。
7日の東京外国為替市場のドル円相場は、米財政問題に対する先行き不透明感が重しとなり、ドルが下落した。午後5時現在は1ドル=96円91~92銭と前週末比17銭のドル安・円高だった。始まりは、9月の米雇用統計の発表が延期され、材料がなく、97円30銭前後で始まった。中盤も方向感に欠ける展開が続いた後、日経平均株価の下げ幅拡大を受けてドル円も連れ安となった。後半はやはり動意薄で、中国が国慶節、豪州がレーバーデーで休場とあって、97円10銭前後の狭い範囲で値動きに乏しく推移。終盤も、解決の糸口が見えない米財政問題が改めて材料視され、97円を割り込んだ。市場では、米国債のデフォルトは回避できるとの見方が依然として大勢を占めているが、米共和党の出方を見ていると、今週中に決着しそうもないとして、ドルに対する売り圧力が強いようだ。
トヨタは大きく値を下げて6千円台が危なくなってきた。三菱重工もやはり値を下げて5百円台の前半、コマツはやや下げ幅が小さいが、この状況だと上げる目はないだろう。
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