4日の日経平均株価は、売りが先行する市場模様だったが、先物に買いが入って下げ幅を縮小し、前日比132円94銭安の1万4024円31銭と3日続落。終値での1万4100円台割れは、9月6日(1万3806円81銭)以来、ほぼ1カ月ぶりの安値水準となる。米暫定予算・債務上限問題が解決に向かうとの期待感で、買い戻しにつながったとの見方もある。後半は、週末要因に加え、円相場の強含み推移もあり、ポジション調整売りに押され、引けにかけて軟化した。東証1部の出来高は23億6976万株。売買代金は1兆8592億円。騰落銘柄数は値上がり348銘柄、値下がり1336銘柄、変わらず68銘柄。
4日の東京外国為替市場のドル円相場は、本格参入した欧州勢が米財政問題を懸念しリスク回避の売りを強めて下落し、一時1ドル=97円を割り込んだ。その後は買い戻され、午後5時現在は97円08~09銭と前日比76銭のドル安・円高で推移しているが、戻りは鈍いようだ。始まりは、五・十日要因を背景に実需筋のドル買いで97円40銭付近まで上昇したが、その後は日経平均株価の下げ幅拡大が嫌気され、上値は重かった。正午前に発表された日銀政策決定会合の結果は、金融政策の現状維持と予想通りだったため、反応は限定的だった。後半は、株価の下げ渋りを眺め97円10~20銭台で推移していたが、午後3時すぎ、終盤でドル売りが先行し、一時97円を割り込む状況だったようだ。米財政問題が長引きそうで、市場ではリスクオフの動きが強まっている。米株安と米長期金利の低下につれて、ドルも下がりやすい環境になっており、混乱の長期化は、10月以降の経済に悪影響を与えるとの指摘が多い。
今日のトヨタはしっかりと値を落としている。ドルが弱いのは点滴のようだ。三菱重工も下落、小幅に止まったのはコマツだけだった。
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