13日の日経平均株価は円下げ渋りや先物への売りで値を下げたが、その後、ドルが持ち直して先物に買いが入り値を上げて、前日比17円40銭高の1万4404円67銭と小反発。きょう算出された株価指数先物・オプション9月物のSQ(特別清算指数)確定値1万4323円29銭を上回った。東証1部の出来高は36億6160万株。売買代金は2兆7297億円。騰落銘柄数は値上がり1002銘柄、値下がり610銘柄、変わらず142銘柄。
13日の東京外国為替市場のドル円相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)次期議長人事をめぐる報道を受けてドルが上昇した。午後5時現在は1ドル=99円65~67銭と前日比10銭のドル高・円安だった。始まりは、ポジション調整でドルが弱含んだことから、99円50銭台で始まった。前半は、法人減税期待や、9月の月例経済報告で景気の基調判断が2カ月ぶりに上方修正されたことを受けドル買い・円売りが進み、一時99円80銭台にまで上昇した。後半は、次期FRB議長にサマーズ元財務長官を指名する方向で最終調整との日経新聞報道を受けてドル買いに拍車がかかった。欧州勢が参加し始める時間帯にも100円を目指す動きはあったものの、100円ではオプションを絡めた売りが厚いため、やや上値重く推移しているようだ。市場ではタカ派のサマーズ氏が指名されると伝えられたことで、米金利が上昇するとの思惑からドル買いが強まったとみられている。一方、米連邦公開市場委員会(FOMC)前ではあるが、今後の米経済指標の発表内容次第ではさらにドル買いが進む可能性があるとの声も出ていた。
今日はトヨタとコマツが小幅ながら上昇しているが、三菱重工はかなり値を落として引けている。三菱重工業傘下の三菱航空機は、開発を進めている小型ジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)の機体の一部を報道陣に公開した。2015年4~6月に予定する飛行試験用の機体構造部位で、関係者以外への公開は今回が初めてとなる。三菱航空機は8月に3度目となる開発スケジュール延期を発表した経緯があり、製作途中の機体を披露することで計画実現に対する不安を薄めたいようだ。
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