10日の日経平均株価は、円相場が弱含んだことや先物に買いが入ったことで伸び悩みを押しのけて前日比218円13銭高の1万4423円36銭と続伸。終値では、8月2日(1万4466円16銭)以来の高値水準となる。その後、利益確定売りを吹き飛ばして、午後2時51分には、この日の高値となる1万4441円81銭(同236円58銭高)を付け、引けにかけても高値圏を保った。東証1部の出来高は42億3075万株と6月7日(43億9973万株)以来の40億株台乗せ。売買代金は2兆4412億円。騰落銘柄数は値上がり1310銘柄、値下がり352銘柄、変わらず91銘柄。
10日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前中は実需の売りで伸び悩んだが、その後は消費増税で経済対策を取りまとめるとの甘利明経済再生担当相の発言などが材料視され、上昇した。午後5時現在は1ドル=100円06~07銭と前日比49銭のドル高・円安だった。始まりは、株価上昇を受けてドル買いが先行し、99円70銭前後で始まった。中盤は輸出企業の売りで99円50銭前後まで下落した。後半は、99円台半ばの狭い範囲で動意に欠ける展開が続いていたが、甘利氏が安倍首相から経済政策パッケージを今月中に取りまとめるよう指示があったことを明らかにすると、市場のリスク選好が高まり一時100円20銭近辺まで値を上げた。これを受けて、海外勢を中心に再び安倍政権の経済政策『アベノミクス』への期待が高まっているという。ただ、米量的緩和の縮小とシリア情勢に対する警戒感は依然として根強い。市場ではFRBは月間850億ドル規模の資産買い入れを150億ドル程度減額するとみられていたが、100億ドル程度にとどめる可能性があるとの見方があった。
今日はトヨタは堅実に値を上げているが上げ幅は小さかった。三菱重工も同様だったが、コマツだけが大きく値を伸ばしている。オリンピック建設需要で重機が売れると踏んだのだろうか。
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