28日の日経平均株価は、中東の地勢的な影響や先物への売りに押されて、前日比203円91銭安の1万3338円46銭と3日続落。終値での1万3400円台割れは、22日(1万3365円17銭)以来、4営業日ぶり。東証1部の出来高は19億7950万株。売買代金は1兆6454億円。騰落銘柄数は値上がり137銘柄、値下がり1565銘柄、変わらず44銘柄。
28日の東京外国為替市場のドル円相場は、シリア情勢の緊迫化を受けて午前は下落したが、午後は株価の下げ渋りなどで戻り歩調となった。午後5時現在は1ドル=97円48~50銭と前日比33銭のドル安・円高だった。始まりはシリア情勢の緊迫化を受けて米長期金利が低下し、ドル安が進んだ海外の流れを引き継ぎ、96円90銭前後で始まった。中盤は、月末を控えた実需筋のドル買いで強含み、日経平均株価の下落で上値は重いものの、午前中は97円10銭前後でもみ合った。後半は、株価が下げ幅を縮小させたことから97円30銭台まで円が買い戻された。日銀副総裁が講演で、予想実質金利が低下すれば、円安になると述べたが、市場の反応は限定的。終盤は割安感もあってドルが強含んでいるようだ。シリア情勢の不透明感は根強く、リスク回避目的で円やスイス・フランが買われているという。ただ、市場では欧米の軍事介入は短期間に終わるとの見方が多く、情勢が沈静化すれば、来週発表予定の8月の米雇用統計に向けてドル高・円安基調が強まるという見方もあるようだ。
今日はトヨタが大きく凹んでいる。ドルの伸び悩みが嫌気されたのだろうか。三菱重工も大きく値を下げている。一番ましなのはコマツだがそれもそこそこ引けている。
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