バイクの致命的な欠点、それは危険だと言うことだろう。基本的に自立できない車両に大きなエンジンを積んでそれなりの速度が出る。しかも乗る方はむき出しで全く体を守るものがないのにコンクリートの上を相当な速度で走るのだからこけた日にはもうどう考えても無事では済まない。
ワインディングであれば土手に激突か対向車に一直線となる。車であれば限界に近付くと尻を振りだすのでその辺でアクセルを戻すが、バイクの場合はどうも限界まで攻めて見ようと言う気にはならない。ずるっと行ったらそれまでと言う気がしてどうもそこまで攻めていく気がしない。
うまい人たちは膝摺りなどと言ってかなりバイクをリーンさせてコーナーを抜けていくがあんな真似はどうしてとても出来そうもない。しかしバイクのタイヤを見てみると脇の方までトレッドが刻んであるのでその辺まで使うことを想定しているのだろう。
そうだとするとバイクはかなりリーンさせてもこけることはないのだろうが、だからと言ってやってみる気にはならない。またウエットではかなり滑ると言うが、先日、土砂降りの雨の中バイクを走らせるはめになった。最初は大したことはなかったのだがそのうちにレインウエアも役に立たないくらいの土砂降りになった。
自動車道で車でさえも50キロ程度で徐行している中を70キロ程度で走っているとすぐに前の車に追いついてしまう。そこで追い越す時はゆっくりと追い越し車線に出て走行車線に戻る時も腫れ物に触るような動きで車線変更をした。濡れて光る路面はいかにも滑りそうだったが、実際には車輪が滑ることはなかった。
それよりも土砂降りの雨でぬれて風邪をひいたことの方がはるかに大きなダメージだった。最近は少しずつそれなりに乗れるようになってきた、…ように思う。人によってはこけまくってこそバイクはうまくなると言うがバイクでこけることはどうも遠慮したい。こけたら痛そうだと言うのは自転車の世界でそれなりの速度で走るバイクでこけたら命がなくなりそうに思う。まあ安全に気を付けてバイクに乗ろうと思う。
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