沖縄・尖閣諸島をめぐり日中の対立が続く中、25日に静岡・御殿場市で陸上自衛隊の実弾射撃訓練「富士総合火力演習」が、離島防衛をテーマに行われた。
演習は去年に続き、敵の部隊が日本の離島に侵攻してきたとのシナリオで行われ、雨の中、最新鋭の「10式戦車」や攻撃ヘリコプター「アパッチ」が登場、敵を撃退して、島を奪還する統合作戦が披露された。演習には、自衛隊員約2300人と戦車・装甲車など約90両が参加した。
日本をとりまく安全保障環境の変化を受け、陸上自衛隊では、かつての北海道などの「北の守り」から、現在は、中国による領海侵犯が相次ぐ尖閣諸島など、南西方面の離島防衛に重点をシフトしている。
防衛省は今後、離島での有事に備え、陸上自衛隊にアメリカ海兵隊のような水陸両用部隊を編成する他、早ければ2015年度にもオスプレイを導入するなど、離島防衛力の強化を積極的に進める方針。
火力演習の戦車射撃を見ていると74式、90式、10式とそれなりに時代の進歩を感じる。戦車も鉄の塊ではなくエレクトロニクスの塊に変わってきたようだ。今回の演習には弾薬44トン、3億5千万円を使ったそうだ。近代戦は金がかかる。札束を撃ちまくっているようなものだ。自衛隊も弾薬の備蓄を増やさないといけないだろう。
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