防衛省は、自衛隊に米海兵隊のような水陸両用部隊を新たに編成するため、準備部隊を来年度に発足させる方針を固めた。中国の軍拡と海洋進出に対応し、離島防衛の態勢づくりを急ぐ。来年度予算の概算要求に水陸両用車の追加購入など関連経費を盛り込む。
準備部隊は、尖閣諸島を含む九州、沖縄を担当する陸上自衛隊西部方面隊の傘下で、西部方面普通科連隊(西普連)と連携。防衛省は今年度に米海兵隊と同タイプの水陸両用車「AAV7」4両を、来年度はAAV7の派生型2両を調達する。計6両は準備部隊に配備され、水陸両用部隊の新編前に試験運用される。
その後編成される水陸両用部隊は占領された島を奪回する役割を担う。日本の離島防衛では、西普連が米海兵隊と訓練を重ねるなど中核となっており、水陸両用部隊は西普連を拡大する形で置かれる見通しだ。
当面1個中隊分の装備を整えて運用試験をするようだ。将来は1個旅団を海兵隊化して常備するとそれなりに機能するだろう。そうすると相当の装備が必要になるだろう。それだけの装備をそろえるには相当の金がかかるだろうが、事が起こってから慌てても後の祭りなのでしっかりと備えをしておくべきだろう。海兵隊化すると兵力を海外に容易に展開することが出来るというが、兵力が勝手に展開するわけではなく人が意思決定をして展開させるのだから部隊の運用は慎重を期して行うべきだろう。
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