20日の日経平均株価は、円相場が下げ渋ったこととアジア市場が軟調だったことから先物が売られ、安値圏で低迷し、前日比361円75銭安の1万3396円38銭と大幅反落。終値での1万3400円割れは、6月27日(1万3213円55銭)以来の安値水準となる。東証1部の出来高は20億105万株。売買代金は1兆7953億円。騰落銘柄数は値上がり195銘柄、値下がり1489銘柄、変わらず67銘柄。
20日の東京外国為替市場のドル円相場は、日本を含むアジア株の急落を受けて投資家のリスク回避姿勢が強まる中、欧州勢参入後も売り優勢となり、夕方に一時1ドル=97円を割り込んだ。午後5時現在は97円06~08銭と前日比54銭のドル安・円高だった。始まりは、実需の買いに支えられ一時97円80銭前後まで値を上げる場面が見られたが、その後日経平均株価が再び下げ基調に転じると、徐々に上値が重い展開となった。後半は国内やアジア株式市場の下落が加速するとドル円も下げ足を速め、欧州勢が参入する時間帯には一時96円90銭台を付けている。市場では米国の緩和縮小懸念からブラジルやインドなどの通貨が急落しており、新興国を中心にリスク回避ムードが広がっているという。21日発表の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で慎重論が多ければ緩和縮小は遠のくというが、バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の来年1月退任を控え、遅くとも年内には緩和縮小が始まるとの見方が依然根強いようだ。
今日はトヨタ、三菱重工、コマツともに大きく値を落として引けている。これだけ為替が下げて株価が連れ安となるとやむを得ないだろう。
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