小野寺五典防衛相は15日の記者会見で、沖縄で5日に墜落した米空軍ヘリコプターHH60について「捜索救難目的の運用は米国が安保条約上の義務を果たす上で必要だ」と語り、16日の飛行再開を認める考えを示した。「東日本大震災でトモダチ作戦でも活躍したように我が国の災害救援にも貢献する」とも述べた。

在日米空軍はHH60の飛行を6日に止めたが、再開方針を事故原因が不明のまま14日に発表。小野寺氏はルース駐日米大使に6日、事故の原因究明と再発防止がされるまで飛行を再開しないよう求めていた。

小野寺氏は15日の会見で「私は原因究明と再発防止の両方を話した。米軍が再発防止についてしっかり説明した」と述べ、飛行再開には再発防止で足りると説明。原因については「説明はなかった。米側で報告書をまとめる中で具体的なことが出てくる」と語った。
 
 
完全な機械もなければ完全な人間もいない。不完全な機械を不完全な人間が操るのだから機械的・人為的な原因で事故が起こるのはやむを得ないだろう。それは米軍のヘリだけでなくこの世に存在するすべての機械に言えることだ。事故がないに越したことはない。しかし機械文明の利便性に浴している我々としてはそのリスクも甘受すべきだろう。米軍基地問題もそうだが、今回事故を起こした機体と同型機は全国の米軍でも自衛隊でも陸海空すべて使用している。危険と言うなら沖縄だけの問題ではない。
 
 
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