12日の日経平均株価は、夏休みで参加者が少なく動意に乏しいところにドル安が拍車をかけ、前週末比95円76銭安の1万3519円43銭と反落して取引を終了した。東証1部の出来高は17億7744万株で5日の19億9669万株に届かず、売買代金は1兆5971億円で同じく5日の1兆6431万円を下回り、いずれも今年最低を記録した。騰落銘柄数は値上がり544銘柄、値下がり1087銘柄、変わらず121銘柄。
12日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前中に発表された2013年4~6月期の国内総生産(GDP)速報値が市場予想を下回ったことを受けて一時急落したものの、アジア株が堅調に推移したことなどで安心感が徐々に広がり買い戻され、前週末から小動きとなった。午後5時現在は1ドル=96円75~76銭と前週末比11銭のドル高・円安だった。始まりは、早朝にGDP速報値が年率換算で2.6%増と市場予想を下回ったことを受け、95円90銭台に急落し、その後は、株価下落と消費増税の先送りへの懸念が強まりドル売り・円買いが優勢だったが、GDPの内容に関して甘利明経済財政担当相や安倍晋三首相らが前向きな評価を示したことを契機に買い戻しが入り、96円60銭台まで上昇した。後半は、日経平均株価は軟調だったものの、中国などアジア株全般が堅調で市場参加者に安心感が広がり、円買いムードは一服し、もみ合いとなった。終盤は短期筋の円売りもみられ、96円台後半で推移しているようだ。
今日のトヨタはドルがやや持ち直したためか小幅な上昇、三菱重工は下落、コマツは中国景気を好感して大きく上げている。
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