次は狭路走行、いわゆるS字とクランク、ここは速度を殺しながらバランスを取って通過するなかなかいやらしいコースだ。教習員は、「特にギアの指定はないです。うまくバランスを取って走りぬけてください。クランクに入ったらすぐにウインカーを左へ。S字は右へ出してください。」なんて気軽に言う。四輪の場合は狭路で注意するのは車幅だけだが、バイクの場合は低速でのバランスというのがある。車体が重いのでなかなか難しい。
 
 
そしてクランクに入ると何とも道幅が狭いうえに両側にぎっしりとパイロンが並べてある。いやらしいコースだ。最初の角を曲がると教習員が無線で、「もう少し前に出てからハンドルを切らないと右がパイロンに当たるよ」と言う。路面を良く見るとタイヤの跡が着いている。これをトレースすればいいのかと思うがアクセルコントロールが思うように行かないのでバランスを崩して足をつくことが何度かあった。
 
 
クランクを出るとスラローム、そしてS字だが、こっちはそう難しくはない。スルスルと通過してしまう。しかし教習所と言うのは何とウインカーを点けまくり安全確認ばかりさせるのだろうか。はるかかなたに車がずるずると這っているので何時ものつもりでビュっと出ると、「こら、進行妨害」と教習員に注意される。
 
 
こうして1時間、教習所の狭いコースをカタツムリのように這い回って教習を終えた。「次は見極めをするのでコースを良く覚えてください。大体走れるようになったけど、コーナーでの速度が速すぎること、ウインカーを消し忘れないこと、停止する前にギアを1速に戻すこと、そのあたりを気をつけてください。」教習員はそんなことを言うと、「じゃあ、」と言って機材の片付けに行ってしまった。
 
 
しかし、大体走れるようになったってあの程度で走れるようになったのかと自分では納得がいかない。コーナーで速度が速いと言うが、これはアウト・イン・アウトを堅持しているだけだが教習所ではコーナー手前では十分に速度を落として徐行で回るらしい。ウインカーは車のように自動的には戻らないのでこればかりは気をつけるしかない。ギアは距離が短いうえにあれこれやることが多くてつい忘れてしまう。これも気をつけるしかないだろう。クランクは半クラッチと後ろブレーキでうまく速度を調整しながら曲がる時は半クラッチのまま後ろブレーキで一瞬バイクを止めて素早くハンドルを切ると同時にブレーキを放すとうまく回れると言うがそんな器用な芸当は相当熟練しないと出来ないだろう。
 
 
 
まあ、教習所の教習は交通規則に従って安全に車を走らせることに重点を置いているのだろうからあのような講習になるのだろうが、違った形の危険回避もあるだろう。でもそれはもっと運転に習熟した上での話だが、・・・。おっとそんな難しい話よりも見極めに備えてまず検定コースを覚えておかないと、・・・。
 
 
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※ 参議院議員選挙は自民党が大勝だったが、これは自民が良いと言うよりも民主党の3年間があまりにも悲惨だったのでやはり自民党しかないというややあきらめにも似た境地で自民党ということではないだろうか。棄権が多いのも誰がやっても大して変わらないという諦めだろうか。勝つのは自民党だろうし、あまり争点がないので盛り上がらないと言うこともあるのだろうか。