12日の日経平均株価は、週末要因に悩みながらも為替が落ち着いていることなどを好感して買いが先行し、前日比33円67銭高の1万4506円25銭と続伸。終値での1万4500円台は、5月24日(1万4612円45銭)以来、ほぼ1カ月半ぶりの高値水準となる。一方、TOPIXは3日ぶりに反発し、同7.22ポイント高の1201.99ポイント引けと、指数急落の前日となる5月22日以来の1200ポイント台復帰となった。東証1部の出来高は26億8498万株。売買代金は2兆2931億円。騰落銘柄数は値上がり976銘柄、値下がり603銘柄、変わらず136銘柄。
12日の東京外国為替市場のドル円相場は、連休を控えて動意に乏しく、1ドル99円台前半で小動きとなった。午後5時現在は1ドル99円09~11銭と前日比19銭のドル安・円高だった。始まりはFRB議長発言に伴う米量的緩和の縮小前倒し観測が後退し、ドルが売られ、98円台後半で始まり、一時はドル買い戻しの動きに99円30銭台まで強含んだものの、連休前で積極的な取引は手控えられた。後半も取引材料に乏しく、99円近辺でのもみ合いが続いた。市場では、米量的金融緩和の行方に新興国が振り回される展開が続いているとして、来週末19、20両日の20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議での米国の説明などを見極めたいとする声が出ているようだ。また、株高になっても新興国通貨が買い進まれない展開となっており、依然としてリスクオンのムードではないとの見方も出ていたようだ。
今日のトヨタはドルが上げた分程度の反発だった。三菱重工は小幅な下落、コマツはそこそこしっかりと値を上げて引けているようだ。
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