10日の日経平均株価は、買い気に支えられてきた株価も戻り売りに押されて前日比56円30銭安の1万4416円60銭と反落。対ドル、対ユーロでの円上昇とともに株価も軟化、株価指数先物主導で売られ、一時はこの日の安値となる1万4287円69銭(同185円21銭安)を付け、1万4300円を割り込む場面があった。その後は買い戻しを交えて下げ渋りの流れとなった。東証1部の出来高は27億8293万株。売買代金は2兆2886億円。騰落銘柄数は値上がり693銘柄、値下がり880銘柄、変わらず142銘柄。
10日の東京外国為替市場のドル円相場は、日経平均株価に連動する形で下落した。午後5時現在は1ドル100円45~46銭と前日比70銭のドル安・円高だったようだ。始まりは、前日の海外市場でもみ合いとなった流れを引き継ぎ、101円台前半で小動きとなった。後半は、6月の中国貿易統計が弱い内容だったことから豪ドルなどを売って円を買う動きが強まり、ドル円にも波及。日経平均が下落幅を拡大したことを受け、101円を割って以降は100円台前半にまで下落した。終盤は、日本時間11日午前に予定されている6月18、19日両日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨公表とバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長講演を前に、買い戻しの動きも出て100円台半ばで推移したようだ。FOMC議事録とバーナンキFRB議長の講演について、日米金利差の拡大について市場観測が強まればドル買い・円売りが一層進むとみられている。
今日のトヨタは小幅な下落、ドルの足踏みが嫌気されたのだろうか。三菱重工はしっかりと値を上げている。コマツは中国の定まらない景気に影響されてか小幅な上昇だった。
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