8日の日経平均株価は、米国雇用統計発表と言うイベント通過で利益確定売りが先行して、前週末比200円63銭安の1万4109円34銭と反落し、安値引けで取引を終了した。また、S&P(スタンダード&プアーズ)がソフトバンクの長期会社格付けを「BB+」から「BBB」に2段階引き下げると発表。同社株が下げ幅を拡大したことも影響したと見られる。東証1部の出来高は32億6427万株、売買代金は2兆5155億円で6月28日以来の2兆5000億円超えとなった。騰落銘柄数は値上がり325銘柄、値下がり1285銘柄、変わらず100銘柄。
8日の東京外国為替市場のドル円相場は、米景気の回復期待から大きく上昇して始まったが、株安を背景に売り圧力が強く、軟調な展開となった。午後5時現在は1ドル101円14~15銭と前週末比86銭のドル高・円安だった。始まりは、6月の米雇用統計が市場予想を上回りドル高が進んだことから101円50銭前後で始まった。中盤は売り優勢。午前中は日経平均株価が上げ幅を縮小させるにつれて伸び悩む展開となったようだ。後半は、じり安歩調で日経平均が前週末比でマイナスに転じ、アジア株も総じて低調に推移していることから、ドル円も利益確定売りに押された。終盤は小幅ながら買い戻され、101円10銭台でもみ合ったようだ。市場では、米雇用統計の改善を受けて米量的緩和の縮小は9月ごろに始まるだろう。当面はドル高基調が続くとの見方が多いが、新興国からの緩和マネー流出に伴う世界経済の減速懸念は完全に払拭されていないとして、リスク回避のドル売り・円買いが相場の重しになっているようだ。
今日はトヨタは下げ引け、ドルの足踏みが嫌気されたのか、利益確定売りか。三菱重工は小幅な上昇、コマツは大きく下げて引けている。
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