ニュースキャスター辛坊治郎さんら2人が太平洋上で救出された際、海上自衛隊の救難飛行艇US2が荒れた海面でも離着水できる強みを発揮した。2007年に運用開始した純国産機で、離島の急患輸送でも活用されている。海外からも「世界最高水準の性能」と評価されているといい、防衛省はインドへの輸出を検討している。
 
 
ヨットで太平洋上を横断中だった辛坊さんが救助要請した21日、2人が乗った救命いかだが浮かぶ宮城県沖約1200キロの海面は荒れていた。US2はこの日、第2管区海上保安本部から災害派遣要請を受け、厚木基地(神奈川県)から2機が離陸。1機目は波が高く着水できなかったが、2機目が日没間際に着水して2人を機内に収容した。
 
 
4発のプロペラエンジンを備えたUS2の航続距離は約4500キロで、波高3メートルの荒れた海でも離着水できる性能は世界の飛行艇の中でも群を抜くという。
 
 
US1の後継機として1996年に開発が始まり、07年に部隊配備された。現在、5機が運用されている。US1も含めると76年以降、約940人を救助・搬送。うち3分の2を小笠原諸島など離島の急患輸送が占める。
 
 
 
高性能飛行艇と言うが、やはり特殊なジャンルの航空機で使用も限られるだろう。武器とは言ってもたんに自衛隊が開発して使用している航空機と言うだけで武器としての能力は限りなく低いので買いたい国があればどんどん輸出すべきだろう。二式大艇も高性能と言うが、離水はポーポイズ運動と言う癖があってなかなか難しかったようだ。しかしこの機体外国に売る前にどうして海保が装備しないのだろう。もっとも装備すべきは海保のように思うのだが、・・・。
 
 
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