25日の日経平均株価は、中国株の急落と円の下げ渋りで投資家に不安が広がったのか、前日比93円44銭安の1万2969円34銭と続落。終値での1万3000円割れは、14日以来7営業日ぶり。後場寄りから売り優勢の展開に一転下げ基調を強めた。株価指数先物売りを交えて、一時は1万2758円22銭(前日比304円56銭安)を付ける場面があった。引けにかけては、上海総合指数の下げ幅縮小とともに買い戻しの動きを強め、下げ渋りの流れとなった。
25日の東京外国為替市場のドル円相場は、中国株の下落などを受けてリスク回避の傾向が強まり、ドルを売って円を買い戻す動きにドルが下落した。午後5時現在は1ドル97円40~42銭と前日比92銭のドル安・円高。前半は、日経平均株価が底堅く推移したことを受け、一時98円台に乗せるなどドルは堅調展開となった。しかし午後に入ると、米長期金利の上昇が緩やかになった上、中国株などアジア株が下落したため新興国経済に対する懸念が強まり、リスク回避のドル売りに97円台前半まで値を下げた。市場では、中国株の下落が欧州株などにも波及すると、ドル売り・円買い圧力が一層強まるとみられている。また、リスク選好の動きが活発だった一時期とは異なり、運用リスクを避けるため持ち高を減らそうとする動きがしばらく続くとの声もあった。
今日のトヨタは円が下げ渋ったために嫌気されたのか値を下げて引けている。中国頼みのコマツは大きく値を下げ、一時の高値はすっかり影を潜めた。ドルも中国も一番影響が少ないのが三菱重工のようで下げてはいるが、小幅に止まっている。
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