米軍と陸海空3自衛隊による離島防衛・奪還の共同訓練が14日朝(日本時間同日深夜)、カリフォルニア州で本格的に始まった。海上自衛隊の艦船に米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが初めて発着艦し、人道支援・災害救助などの訓練を実施した。訓練は報道陣に公開され、オスプレイの安全性と日米の一体的な運用能力をアピールした。
オスプレイは、海上自衛隊の輸送艦「しもきた」にいったん下りた後、海自のヘリ搭載の空母型護衛艦「ひゅうが」に着艦。オスプレイから負傷者を運んだり、災害救援を想定した物資の積みおろしを行った。また、回転翼をたたんだオスプレイを格納庫に出し入れしたり、甲板から飛び立つまでの一連の動きを日米の両部隊が協力して行った。
オスプレイは昨年10月に米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に12機配備され、今夏にはさらに12機が追加配備される予定。ただ、試作機段階での事故が目立ったことなどを理由に安全性への懸念から反対論がある。
オスプレイの飛行隊長を務める第161海兵中ティルトローター飛行隊のブラッド・ハームス司令は「日本の艦船への着艦は歴史的な機会だ」と強調した。
海上自衛隊があくまでも駆逐艦と言い張る「ひゅうが」だが、オスプレイをあっさりと格納庫に収容してしまった。もっとも計画・設計の段階でオスプレイを収容できるように作られているのだろうから当然のことだろう。常識的に言えば軽空母の「ひゅうが」だが、今回の演習でその軽空母としての能力を見せつけることになった。当然のことF35Bなども運用できるのだろう。建造中の22DDH・24DDHを加えて4隻が揃えばそれなりの戦力となるだろう。
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