11日の日経平均株価は、日銀金融政策決定会合に対する失望から円が上昇、その結果売りが先行して前日比196円58銭安の1万3317円62銭と反落。その後は、円伸び悩みとともに買い戻しが入り、いったん下げ渋ったが、戻り売りに再び軟化し、一時はこの日の安値となる1万3296円31銭(前日比217円89銭安)まで下押した。後半には株価指数先物にまとまった買い物が入り、下げ幅を縮小する場面もあったが、引けにかけては売り物に押される展開となった。東証1部の出来高は35億4489万株。売買代金は2兆7149億円。騰落銘柄数は値上がり473銘柄、値下がり1174銘柄、変わらず70銘柄。
11日の東京外国為替市場のドル円相場は、黒田日銀総裁の記者会見を受けてやや失望売りが広がり、一時1ドル97円台後半に下落した後、98円台前半で浮動している。午後5時現在は98円17~17銭と前日比22銭のドル安・円高で推移しているようだ。始まりは、日銀の金融政策決定会合の結果発表を控えて仕掛ける向きは見られず、98円台後半での小幅なレンジで推移した。しかし、決定会合で実施が期待されていた低利資金供給オペレーションの期間延長が見送られたことが伝わると、ドル売りが殺到し一時97円台後半に急落。その後すかさず買い戻されて98円台半ばまで急反発したが、午後に入ると、軟調な株価を眺め98円台前半での上値の重い展開になった。注目された黒田日銀総裁の記者会見でも、総裁自らがどういう説明や発言で市場関係者を納得させるのかという踏み込んだ発言がなく、期待外れに終わったことから再度ドル売り・円買いがやや広がり、98円を割り込む展開となった。終盤はやや買い戻されているようだ。
今日はトヨタだけが小幅に値を伸ばしたが、三菱重工、コマツはいけなかったようだ。三菱重工は米国での原子炉部品の不良について取り上げられているとか。この辺りは注目だろう。
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