7日の日経平均株価は、前半に大きく下げたが、その後、円の上げ渋りや先物への買いが入って下げ幅を縮め、前日比26円49銭安の1万2877円53銭と小幅ながら3日続落。東証1部の出来高は43億9973万株。売買代金は3兆3421億円。騰落銘柄数は値上がり231銘柄、値下がり1447銘柄、変わらず38銘柄。
7日の東京外国為替市場のドル円相場は、前日の海外市場で一気に売られた流れを受けてドルが急落した。日中は乱高下する日経平均株価を眺めて荒い値動きとなった。午後5時現在は1ドル96円58~60銭と前日比2円68銭の大幅ドル安・円高だった。始まりはユーロ買い・ドル売りによる円高に歩調を合わせてドルが売られ、午後には一時95円50銭台を付けた。その後も不安定な展開が続いたが、公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が中期経営計画の変更を発表すると伝わると、リスク資産や外債投資への期待が膨らみ、切り返した株価を横目に一時97円台を回復した。欧米時間の5月米雇用統計発表を控えてポジション調整が進み、流動性が低下していることも急変動の背景になったとみられている。相場が不安定化していることから、今までのような一方的なドル上昇は期待できない。中期的には95~102円程度で推移するという。
トヨタは今日も大幅安でこれまでの急騰による利益をすっかり吐き出してしまったが、まだ5千円の半ばを維持している。三菱重工とコマツはやや小幅な下げに止まっている。
日本ブログ村へ(↓)