29日の日経平均株価は、円安傾向が進むにつれて値を伸ばしたが、終盤で円高に変わったことから先物が売られて、前日比14円48銭高の1万4326円46銭と小幅続伸で引けた。東証1部の出来高は39億1082万株。売買代金は3兆1269億円。騰落銘柄数は値上がり1288銘柄、値下がり342銘柄、変わらず82銘柄。
29日の東京外国為替市場のドル円相場は、内外株価の伸び悩みが嫌気され、積極的な投資意欲が後退、ドルが反落した。月末を控えた手じまい売りなどもドル安の一因となったようだ。午後5時現在は1ドル=101円69~73銭と前日比55銭のドル安・円高だった。始まりは、3月のS&Pケース・シラー住宅価格指数や5月の米消費者信頼感指数の改善でドル高が進んだが、仲値にかけては、輸出企業や利益確定のドル売りで軟調に推移。その後は、一時株高になびいて強含んだものの、株価が上げ幅を縮小させると再びドル売り優勢となった。
ドルが下げたことからトヨタは小幅な反落、三菱重工とコマツはしっかりと値を伸ばして引けている。同じ輸出企業でも為替に敏感な企業もあればそうでもないものもあるようだ。
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