ロシアのプーチン大統領が先月29日の安倍首相との首脳会談で、過去にロシアが行った中国との領土交渉や、ノルウェーとの境界画定交渉に触れ、「面積を2等分して解決した経験がある」と述べていたことが分かった。

政府筋が明らかにした。北方領土問題の解決を念頭に置いた発言か、4島返還を主張する日本をけん制したのか、様々な臆測を呼んでいる。

これに関連し、安倍首相は1日、訪問先のサウジアラビアで同行記者団に、「(大統領が北方領土2等分による解決に言及した)事実はない。北方4島の帰属問題を解決し、平和条約を締結する方針に変わりはない」と語った。

首相同行筋によると、首相の指摘通り、会談で大統領が両交渉の経緯を首相に説明した際、北方領土問題と絡めることは言わなかったという。仮に北方4島を面積で2等分した場合、4島の中で最も北側にある択捉島の西部に日露の国境線を引き、日本が択捉島の西側の一部と国後島、色丹島、歯舞群島の全部を領有し、択捉島の大半をロシアが領有する形が想定される。
 
 
不法に占拠されたものを半分渡すと言うのも間尺に合わないが、いくら返せと叫んでも帰って来ないのであればこうした解決も一考に値するのではないか。歯舞、色丹、国後に択捉の一部と言うならそれはそれで向こうもかなりの譲歩ではないだろうか。すでにロシア人が生活の根をおろしている島なのでそれを返すと言うのもそれなりの決断だろう。対中国と言う意味でもこの際本当にこの条件を出したのならしっかりと功罪を検討すべきだろう。
 
 
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