防衛省は17日、領空侵犯の恐れがある軍用機などに、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)した回数が、2012年度は567回に上った、と発表した。500回を超えるのは22年ぶり。尖閣諸島(沖縄県石垣市)を巡る日中間の緊張を反映し、中国機に対する緊急発進が半数以上の54%(306回)を占めた。
同省統合幕僚監部によると、中国機に対する緊急発進は、昨年9月に日本政府が尖閣諸島を国有化してから急増。12年度上半期(4~9月)は69回だったが、下半期(10月~13年3月)は237回に上った。同省が国別の緊急発進回数の公表を始めた01年度以降では、最多を記録した11年度(156回)の2倍近くで、ロシア機への回数(248回)を初めて上回った。中国機の活動は尖閣諸島北方の空域で目立ち、機種別では戦闘機が多いという。
尖閣は海保と海監のせめぎ合いではなく表に出てこないところで両軍の軍事力がせめぎ合っている。一触即発と言うのはこういうことだろう。ただ、こうしたせめぎ合いも暗黙のルールがあるのかも知れない。それがなければもう戦争になっているかもしれない。
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